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天使のお仕事 -中忍編-

 
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「あぅ‥っは、も、ダメだっ‥て…おい!カカシ、どうにかしろよ」

何度目か分からないサキュバスの射精のせいで、オビトの中はズルズルと滑りその感覚を捉えきれなくなっていた。ただ燃えるように穿たれる穴が熱い。
「あはっ‥オビトのお尻、狭いのにトロトロ‥だよぉ♡」
むにゅんと芯を無くしたサキュバスのペニスが後孔から飛び出す。追って中に留まっていた白濁がオビトの尻を次から次へと溢れ出てくる。太腿にまで伝う生暖かい感触に身体を引き攣らせると腹の上のカカシがか細く悲鳴をあげた。終わりのない快感の連鎖にどっぷりと浸かった三人の体液の匂いで部屋はむせかえるようだった。
「ぁん‥もう、オビト‥ちゃんと食べて」
崩れた体制を整えたサキュバスが、ふにふにと滑る亀頭を尻に擦り付けてくる。過ぎた快感にオビトの心臓は壊れてしまったように早鐘を打っていた。ゼイゼイと呼吸器が音を立て、口の端から零れる唾液もそのままに足りない酸素を大きく口を開けて取り込もうと顎があがった。平衡感覚を失った脳がぐらりと揺れる。どちらが上で、自分がどんな格好をさせられているのかもわからない。
「オビト‥苦しいの?」
柔らかなカカシの声が降ってくる。
「気持ち良くて、でしょ?」
「イイの?」
「クルしいの?」
あちらこちらからカカシの声が反響して、現実感の欠如した意識は酷く朧げだ。
催淫効果があるというサキュバスの体液。際限無く極まる身体は何処も彼処も痺れている癖に敏感で、僅かな快楽も逃さず拾う。
脹脛をねっとりとした熱い何かが這う感触に浮いた腰。息が詰まる程の力でドンっと何かに押され、遅れて身体の奥に甘い痛みが到達した。
「かはっ‥」
じんわりとペニスの先から快楽が零れる。最奥で音を立てサキュバスの体液をかけられていく。肉筒がジクジクと戦慄いた。疼くのに何度も中に出されたせいで鈍くなっていく摩擦。もっと擦って欲しい。ぐちゅぐちゅと粘つく後孔を掻き回すサキュバスへ、口をついて出そうになった言葉にオビトは震え、否定するようにサキュバスの動きから逃げる。ぶるぶると痙攣する脚を抱えられ、腹の上に居た方のカカシが胸の上に滑り落ちてきた。
「ひぎ‥ッ!」
カカシの乳首と繋がれた首元の鎖がカシャカシャと音を立て、首がカカシの体重に引き摺られた。大きな胸の上で引き伸ばされた乳首が痛々しい。枷が外れたオビトのペニスが外気に晒され上下に亀頭を揺らしながら白濁を散らした。
「あ‥そっち抜けちゃったね‥せっかくトコロテンしたのに」
収まりきれない液体がカカシの後孔からコポコポとオビトの胸へと垂れる。
「あ‥ぁ‥出ちゃう‥オビトの精子‥出ちゃうよぉ。もう!バカ‥優しくしてよ!」
「だって‥動きにくいんだもん」
オビトに挿入したまま腰をぐりぐりと円を描きつつ押し付け、サキュバスが頬を膨らませる。
「かっわいく…ねぇ…ッ!それッ…やめっ、ろぉ…」
ペロリと舌を出したサキュバスは気持ちいいくせにと悪態をつき、さらに激しくオビトを揺さぶる。ガクガクと視界が定まらない。目が回る。オビトは固く瞳を瞑って、その衝撃に耐える。目尻には大粒の涙が溜まり、カカシはその様子にサキュバスを睨みつけた。
「俺の言う事聞けないなら、分身解くから」
「‥はい、はい。わかりましたー、よっ…とぉ」
ぐりんと上に乗ったカカシごと、オビトの身体がひっくり返えされた。複雑に変化する内部の刺激にオビトの身体が跳ね、空を蹴った脚がサキュバスの手によって大きく開かされる。先ほどよりも深くまでサキュバスのペニスで身体を暴かれ、呼吸が止まる程の快感がオビトをさらに深みに突き落とした。
「‥ぃあ、‥中、いい‥あっ」
「ほら、こっちも挿れてあげる」
自分のペニスのように背後からオビトのペニスを数回シゴいて下敷きになったカカシの後孔へとあてがわれる。そのまま臀部をサキュバスの両手にマッサージするように押したり引いたりされ、濡れそぼったカカシの後孔はすぐさまオビトのペニスを呑み込んだ。
「優しくしてあげるから‥オビトのお尻で俺のもシゴいて大っきくして♡」
サキュバスに後ろから突かれて、オビトの腰も前へと進む。カカシの尻にぶつかった腰骨が柔い肌に埋れ、くぷっと肉の隙間から泡立った体液が弾けた。
快感にピクピクと腰が勝手に小刻みに跳ね、まるで自らの欲望がそうしているようで、オビトは居た堪れずに身をくねらせ快楽から逃れようともがいた。
結果的に蠢いた腰が二人のカカシを悦ばせてしまう。甘い吐息を吐く二人に挟まれオビトの身体は柔らかい肉に潰される。目の前に光る良い匂いのするカカシの唇が酷く甘そうに見えて、気づいたら口付けていた。本能のままに快楽に揺蕩う。
「んむっ‥ちゅっ‥ぁん、オビトの舌‥美味し‥」
「あーん、ズルい‥俺も」
ずいっと身を乗り出したサキュバスに視界に星が飛ぶ。
堪えようとした喘ぎは鼻から漏れ、その、自分の物とは思えない高くて甘い声にふるりと頭を振る。
「これ、気持ち良いの?」
口を開くと、もっと恥ずかしい声が漏れてしまいそうで震える唇を結びコクリと頷く。
満足そうなサキュバスの吐息が耳に吹きかけられ、的確に同じ動作で繰り返し中を擦られ、白んでいく視界に残っていた理性がチリチリと焼け切れていく。
「も、イく‥ぅッン」
「だーめ。俺がイくまで待って‥」
意地の悪い顔で動きを止めたサキュバスに、むずがるように腰を押し付ける。
「やっ‥イきたい、カカシ‥カカシ」
「ふふっ。かわいい♡オレのチンポでケツマンコほじられて女のコになっちゃった‥?」
「ふっ…にゃ…ぁン、はふッ…」
「バカ‥恥ずかしいからやめて‥バカバカバカ」
「‥ちょっと、俺、バカって言い過ぎ」
「俺の声でそんなはしたない事言わないで」
「オビトは良いみたいよ‥お前も分かるでしょ?俺に恥ずかしい事言われてオビトが感じてるの。にゃんにゃん言ってる」
確かにオビトと触れている所からは、極上の精気が流れこんで来ている。それでも聞いている此方が恥ずかしさに顔から火が出そうだった。
「ね、オビト。恥ずかしいこと言われてお尻キュンッキュンッて、させたでしょ?エッチなの好きなんでしょ。ふふっオビトのエッチ♡」
直接耳にカカシとそっくりなサキュバスの声を吹き掛けられ、グンと上がった首に繋がれた鎖がカカシの乳房の重みを受けてピンと張った。
「ヒィンッ」
「オレの声‥好き?また、締め付けてるよ♡」
「‥しゅきっ…ひっぅ、ン…」
「俺もオビトの声好き。もっと聞かせて‥オビトのエッチな声」
サキュバスがピンと張った鎖を弄びながらオビトの顎を掴まえ、唾液を零す肉厚な唇を舐め舌先をつつく。
「あ…ぅン、…むぅ…っ」 「本当だ‥オビトの舌、凄くおいしいね。唇もぷるぷるしっちゃって…あん、だめ。止まんなくなるコレ」
「あっ‥いッ‥鎖、引っ張んないでぇ」
下から聴こえる艶を含んだカカシの声にオビトの背筋がゾクゾクとしたのが分かる。
チロチロと合わせられた舌をサキュバスに舐められ閉じられない唇の隙間から、高ぶった熱と共にオビトの掠れた声が漏れ、二人のカカシは同時に身体を震わせた。
サキュバスの腰が速度を速めると、くったりと力の抜けたオビトの下半身からは引き抜く度に生温かい粘液が蕩け落ち、下で受け止めるカカシの白い臀部をさらに白く染め上げ、密着したオビトの腹部に陰核を擦られたカカシは身体を弛緩させては思い出した様に腿を痙攣させる。にじむ視界で、必死に快楽に歪んだオビトの表情を盗み見た。
顔の同じもう一人の自分と舌を絡めあう姿。カカシの心には興奮とは別に僅かな嫉妬が生まれる。
「‥やだ」
悲痛に響いたカカシの声に、オビトともう一人の自分がこちらを見る。
「どーしたのよ」
「オビトとちゅーしちゃダメ。オレのなんだから」
じわりとカカシの大きな瞳に大粒の涙が膨れ上がる。
「オレはお前でしょーが」
「それでも、‥やだもん」
「まったく‥天使様は甘えたでしょうがないね。ほら、返すから、いっぱい舐めてもらいなよ」
ぱんっとオビトのお尻に肉がぶつかる音がしてカカシの上に覆いかぶさってきた。オビトの大きな瞳からも大粒の涙が零れ、再び突かれた拍子にそれは宙に飛びカカシの頬を濡らした。
「ひっ‥う‥こんなの、こんなのらめらのに‥おれ、男なのに‥」
「オビト、泣かないで…」
汗で張り付いた短い前髪をかきあげ、泣きじゃくるオビトを慰めるように額にキスをする。
くふんと鼻をならしたオビトはカカシの瞳を覗き込み、濡れた瞳をくしゃりと歪めた。
「カ‥カシ‥、たしゅけて‥も、イきたい」
突かれる度に受け止めきれない愉悦に涙を零し、膨らんだ胸へと頬をすり寄せる呂律の回らないオビト。まるで赤ん坊のようなオビトにカカシの胸はきゅうぅと締め付けられた。
堪らずにオビトの顔を引き寄せ自らその厚い唇に吸い付き、腰をくねらせてオビトの雄を咥えた後孔でくまなく愛でる。
「俺でイって‥ね、オビト」
痛々しい程に耳まで朱に染めたカカシの肢体がオビトの下でもぞもぞと収縮した。
「あーぁ、恥ずかしい癖に頑張っちゃって‥健気だねぇ、俺ってば。‥ご褒美に今日イチ濃いヤツ、プレゼントしてあげよっかな」
そう言うとサキュバスは、グイっとオビトの腰についた腕に体重を乗せた。
「く、る‥しッ‥!」
ハァっと煽情的な息を吐いたサキュバスは、めちゃくちゃに腰を振り始める。
「ふっ‥ンん‥あっ、あ‥ちんちん‥いい♡オビトのちったいおチリ‥ゴリゴリ‥ってするの‥きもちイイよぉ‥♡♡♡う‥っんっんン!」
オビトの口からは言葉にならない母音が途切れ途切れに零れ、口の端を伝う唾液を、恍惚とした表情のカカシが舐め取る。
「はぁっ‥は、ごめんね‥オビト、苦しいね‥ごめんね、今イかせてあげるから‥」
「ぁ‥あ゛‥らめだッ‥こんなの、ほんと…バカになぅうっ‥」
口では否定的な言葉を紡いでいても、無意識に二人の身体の隙間を縫ってカクカクと腰を振ってしまうのを止められない。
「はぁッ…ぁ、くそっ…」
「ふふっ‥オビト…今、熱いのかけてあげる♡真っ白になれるヤツ」
胸元に伸びたサキュバスの指先にゾクリと肌がざわめく。
「きゅってして‥オビト♡」
下ではぶちゅぶちゅと卑猥な音を立てるサキュバスは、歌う様に鼓膜を揺らす。背中に柔らかいサキュバスの乳房が押し付けられ、オビトの小さなチクビをを綺麗な爪が優しく搔いた。
「‥ッ!」
「あぁ‥上手‥絞り取られちゃいそぅ‥欲しい?オビト、ねぇ」
「むね、らめっ…らめ」 カリカリと皮膚を刺激される度に、オビトの後孔を攻めるサキュバスの形がありありと伝わる程に締め付けは酷くなる。その分前立腺を擦りたてる摩擦も大きくなっていった。 「あ゛ぁッ」 「すごぉい…オビトのお尻の穴、俺のちんちんぎゅうぅぅってしてるぅ♡そんなに欲しいの?うふふ嬉しい」 ぐりッと胸の先を爪で抉られ、オビトの視界はチカチカとハレーションする。
「ほし‥ぃ‥はぁ‥、カカシの‥オレの中にちょーらい‥」
「可愛い‥オビト♡奥に欲しいの?‥それとも良い所に掛けてあげよっか?」
一度口を突いて出た言葉に引きずられ何も考えられなくなった。
「奥に‥奥に、びゅーってして‥」
「かわいいぃ♡」
大きく腰を引いたサキュバスは大きくなった胸を揺らして、勢い良く腰を突き上げる。ズンッと数度入り口から際奥へと丸い先端が奔り、パタパタと結合部から粘度の薄いサキュバスの体液が漏れ出た。
「うッ‥ンんッ‥出‥るっ、出すよオビトッ」
臀部に打ち付けられた腰を、更に肉を押し潰すように身体を揺すられ奥を掻き回される。
「んっ‥ん゛ーーーッ」
衝撃に本体から抜け落ちそうになるペニスを、カカシが器用に身体をくねらせて咥え直す。その食むような動きにオビトも堪え切れずに欲望を爆発させた。 くうんと鼻を鳴らしてカカシが痙攣すると、ぼふんっと音がして背後のサキュバスが姿を消す。
ぽっかりと空洞となったオビトの後腔からはおびただしい量の精液がパタパタと流れ落ちた。
「あ゛‥ぁ‥なんだコレ、とまんね‥ぇ」
ビクン、ビクンとオビトの身体が強張る度にカカシの中を熱い精液が満たしていく。
「あひっ‥しゅごい‥オビトのおちんちんから、あちゅいの‥いっぱい出てくる‥」
サキュバスと同化したカカシは先程迄の消極的な一面が嘘のように妖艶な笑顔で、尻をヒクつかせている。
いつの間にか拘束されていた手錠も首輪も消えていた。
「ど‥すんだ‥これ」
ずるりと未だに離すまいと収縮するカカシの後孔から引き抜いたペニスは勢いなくトプリトプリと精液が溢れ出している。
「あん‥勿体無い」
パクりと亀頭を咥えたカカシがそれを嚥下していく。細い指先がオビトの腕を導いた。
「指で栓してて‥」
「はぁ‥お前なぁ‥」
「大丈夫‥あいつが出したの掻き出したら、収まると思う」
「へ?!」
言うが早いか、オビトの後孔へとカカシの指が潜り込む。
「オビトのお尻の穴、真っ赤になっちゃった‥痛い?大丈夫?」
「だ‥いじょぶ、‥からっ、早くしてくれ」
カカシは陰茎へと零れる精液を絡め取りつつ、中へと吐き出された残骸を掻き出す。
オビトの指を挟んだまま、カカシの尻が左右に揺れる。
身体は悲鳴をあげているというのに、この状況にオビトの視界は狭まりカカシを組しだきたい感情に襲われる。
「‥ほんと、身がもたねぇ‥っい‥あ゛ーッ」
カカシの指が前立腺を刺激し、オビトの腰が大袈裟にビクリと弾けた。 「ごめんっ」
「頼むから、そっと‥な」
態とではない事が判り、空いている方の片手でカカシの頭をぽんぽんと撫でる。
「‥ん‥分かった」
前髪を汚す白濁を拭ってやると、カカシは中から指を抜き、舌先を尖らせて口を近づけた。想像を絶する感触に、目を疑う。
カカシがジュッジュッと音を立てて後孔を吸う。眩暈がした。柔らかい舌の感触に緩んだ後腔は力が入らず、為れるがままに尻をカカシの顔面に押し付ける。
「カ‥カシ‥ッ!ダメだ‥それッ‥‥ッ‥ッ!!」
「んふっ、ダメなのにお尻くっつけて来てるの?ゴリゴリされて、お尻で感じるようになっちゃった?」
「ふっ‥うッ‥!っん、んんっ」
ぬぷっ‥ぬぷっ‥カカシの舌が引き出されるタイミングで思いっきり吸われ、カカシの頭を鷲掴みにして顔をあげさせた。
「‥ッ、ヤメろ‥って」
力を振り絞ってカカシの身体を跨ぎ馬乗りになる。
「‥オビト?」
「俺は‥こっちの方が良い」
色の薄くなった精液がカカシの尻にポタリと落ち円を描く。ひりつく亀頭を臀部に擦り付け位置を調整し、倒れ込むように身体を重ねた。
「‥‥うっ‥はぁ、っはぁ、‥」
ぶるりと身体の下でカカシは身を震わせながら、ぐったりと四肢を伸ばすオビトを心配そうに振り向く。
「大丈夫‥?」
「‥じゃねぇ‥よ、ちょっと‥しばらく、このまんまにして」
「え‥そんな」
もじもじと腰を揺するカカシの耳に噛り付き、動くなと耳に吹き込む。
「ふぇ‥ぇ」
「はぁ‥気持ちいぃ‥」
すべすべとしたカカシの背中に手を這わせて、そのシルクのような手触りを楽しむ。
心が落ち着くと共に、断続的にオビトを襲っていた射精感も和らいでいく。
「なぁ‥あいつ、男なの?女なの?」
「うーん、どっちでも無いかな」
「おっぱいもチンコも付いてたぞ」
「アレはねー‥」
勿体ぶるカカシの口が綺麗な弧を描く。
「何だよ」
「‥オビトがそう望んだから」
パチクリと目を瞬かせたオビト。
「はぁー?!ない、ない」
「んっふっふ」
「‥嘘だよな」
「サキュバスは夢魔なんだよ。相手の望んだ姿になれるの。そうした方が効率良く‥」
「もーいい。聞かなかった事にする」
「俺‥止めたのに」
「あーもう!黙れ」
オビトの言葉にぷうっと膨れた頬を指でつつく。
「こんな可愛い顔して‥騙しやがったな」
カカシは猫のように額を擦り付け、甘い息を二人の間に落とすとふわりと微笑む。
「エッチな俺は嫌い?」
僅かに下がった眉尻。
「‥嫌い」
収まりつつある勃起をゆっくりと引き抜き、カカシの横にドサリと身を投げる。
「なワケねぇーだろ」
一瞬、凍りのように固まったカカシを引き寄せ胸に抱く。
「大好きだよ。分かれよバカカシ。ケツまで差し出したんだから、責任とれよな」
ふふっと瞳を眇めたカカシ目尻にキラリと涙が光る。オビトの言葉に一喜一憂するこの可愛い生き物は一体なんなのだ。
「ぐすっ‥えへへ」
オビトの胸の上にカカシの柔らかな髪の毛が広がる。
「ねぇ、オビト」
「ん?」
「おしり、気持ちよかった?」
「‥ノーコメント」
「また、したい?」
「それ以上言ったら、今日は別々に寝る」
「やっ‥」
ぎゅっとオビトの腕に胸を押し付けてくるカカシ。
「ね‥ね、もっかい好きって言って?」
「あー、好き好き大好き」
「もー、真面目にー」
チロリと大きく膨らんだ胸を盗み見ると、白い肌が痛々しい程に張り詰め血管が透け見える。
「これ以上吸ったら、はち切れんじゃねぇの?おっぱい」
「こんなにおっきくなったの、初めて‥」
カカシはふにふにと、自分の指先で胸をつついてみせる。
「‥おいで、カカシ。言わなくても、伝えれるから」
ぎゅうっと細い腰を引き寄せる。
「ふふっくすぐったぁい」
さっきまでしてたのに、いくら抱いても、抱き足りず、すぐに欲しくなってしまう。
「オビト‥」
「‥ん」
「おれ、お腹いっぱいで眠くなってきちゃった‥」
「うん‥俺も」


画して、カカシのところてん作戦は無事に成功を納めたものの、サキュバスとしての分身体に尻を狙われるハメになったオビト。
確かに、何度かカカシの快感に震える姿を見て、尻で感じる事に興味がないとは言えなかったが、毎度毎度あんな事をされていては本当に身体がおかしくなってしまうと、分身体を切り離しているカカシには近づかないようにした。
それでも何度か夢に現れ、オビトを悩ませていたサキュバスであったが自分よりも可愛いカカシに、攻められ喘ぐという選択肢は毛頭なかった。


身体の奥を暴かれ、目の前がチカチカと白む程の快感。確かにペニスで感じる快感とは比べものにならない程の快感だった。しかしそれは、オビトには強過ぎる刺激だ。思い出して、背筋を震わせる。自分が何者かも分からなくなるほどの快感よりも、カカシを愛してやる方が自分には合ってる。

「オービトー」

遠くでカカシがオビトに向かって手を振っている。俺の可愛い天使。マイスィートハニー。

ゆらりとカカシの影が揺らぎ、天使の後ろで機会を伺う悪魔が顔を覗かせた気がして、オビトは固唾を飲んで立ち止まる。

まぁ、どちらでもカカシに変わりはない。悪魔で天使。こんなの相手出来るのは俺しかいないだろう。

飛ぶようにして駆けてくるカカシに呆れ顔で笑顔を向ける。

「今日はサキュバス切り離してねぇだろうな」
「ふっふっふ♡当ててみて」
オビトはカカシのベストの中身に手を差し伸べ、まだ柔らかい胸の頂きをくすぐる。
「っん‥」
「よし‥大丈夫そうだな」
スッと手を離すと、物足りなさそうにカカシが寄り添ってきた。
「も、終わり?」
「終わり!今日は海までデートしようぜ。たまには良いだろ?」
「デート?!本当に?‥嬉しい!!」
跳ねて喜ぶカカシの姿にオビトの顔も綻ぶ。たまに可愛過ぎて苛めたくなる時もあるが、カカシが笑っていてくれればオビトは幸せだ。

「ふふ、オビト。今、おれの事好きって思ったでしょ」

Fin

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