15
オビトをベットに降ろすと、アンダーを脱がせます。
余韻の残る身体は布が擦れる刺激にも反応して、オビトの口からは吐息が漏れました。
剥ぎ取った服を床に投げるとカカシは自分の前を寛げて下げます。下着を押し上ている部分がしとどに濡れていて、オビトは凝視してしまいます。
ポケットからガイから奪ったというパッケージを取り出したカカシが封を切ろうとして、がっくりと肩を落としました。
「あー…」
「なに…どうした…」
顔を上げると泣きそうな顔で、忘れてたとつぶやきました。
「…サイズも、ガイ用だった。これ入んない…」
下げたズボンをまた上げようとするのを止めて、カカシの太腿に乗り上げました。
「いいよ。…付けなくて」
「…でも」
「言ったろ。全部欲しいって」
左手を伸ばして苦しそうに押し上げている部分から下着を退けてやります。
ぶるんと飛び出したそこは、お風呂で確認した時よりも倍以上に膨れて上を向いていました。
その状態のカカシをちゃんと見るのは初めてでしたが、そこは精鍛な印象を受ける作りで真っ直ぐに天に向かって伸びる様にオビトは感心します。
張り出した先の亀頭は先走ったものでテカテカと光っています。
「我慢させ過ぎ…」
「…オビト」
絞り上げるように扱くとカカシが目を細めて息を詰まらせます。
その様子に渇きを感じてオビトは無意識に自分の唇を舐めました。
「ダメ…でちゃう」
カカシの手が扱くオビトの手を掴みます。オビトを太腿からおろすと下着ごとズボンを脱ぎ捨て裸になりました。
「オビト、うつ伏せになってお尻あげて」
カカシは残り少なかったローションをすべて出し切り乱暴に自身に塗り付けると、オビトに覆いかぶさりました。
指先で位置を確認すると、もうちょっとと言ってオビトの腰を持ち上げ、頭を低くさせました。本当にお尻だけ突き出すような体制にオビトは羞恥を堪え目を閉じます。
何度かぬめる亀頭を後孔に擦りつけられます。
「…痛くはないと思うけど、苦しかったらちゃんと言ってね」
「わかった」
頭の上から響くカカシの声に応えます。いくよ…とカカシの亀頭が押付けられ熱いと思った瞬間にはカリ部分までがオビトの内部に含まされていました。
異物を押し出そうとする後孔の収縮は、張り出した部分が引っかかってヒクつくだけで逆にオビトを苦しめます。
指とは違う質量の多さに空気を求めて顎が上がります。
「オビト、力抜いて…」
言われても上手く出来ずにいると、下からカカシの手が胸を撫でて来て声が漏れました。
その隙に中を拡げられて行きます。オビトは胸からの甘い痺れと、いっぱいにされる圧迫感に耐える事しか出来ません。
じりじりと進んでくる侵入がオビトの最も感じるところに差し掛かります。
前立腺を張り出した部分に押し潰されて、オビトが嬌声をあげました。
「…ここ?」
そう言うカカシが腰を揺らしてくるので、視界がチカチカと点滅して、受け止めきれない波に翻弄されます。
オビトは身をくねらせて逃れようとしました。
「あっあっ…も、くるしっ」
「…抜く?」
恐らくは気遣ってカカシがオビトに聞きます。
苦しいけど、もっと欲しい。全部。どうしていいか分からないオビトの瞳に混乱の涙が浮かびます。
身体をひねってカカシの方に顔を向けると、腰を掴む手に自分の手を重ねました。
「やっ…だ、抜…くの、やっ…」
オビトがしゃくり上げると、内部がカカシを誘い込むように蠢きました。
「くっ…――――っは…」
長い息を付くとオビトの片足を持ち上げて身体をひっくり返し身を寄せます。
触れたカカシの胸が少し汗ばんでいて、吸い付くような肌にオビトの胸が痛いくらいに苦しくなります。
「…ちょっとでちゃったかも」
それでもカカシはオビトの中に納まったままで強度を維持しています。
足を大きく開かれ、さらに奥にまで暴かれます。
「あと、どれくらい…?」
「んー半分くらい」
もう既に指では届かない位置まで来ているはずです。
息をのむオビトに逃げないでねとカカシがオビトの額にキスをしました。
カカシが両脇の下から差し込んだ腕に下からお尻を持ち上げられ、大きな手のひらに双丘を左右に開くように握りこまれます。
体重をかけられ、ずぶずぶと深くまで入り込んできます。骨をも開かされるような質量に、オビトの両腕がカカシの頭を掻き抱きました。
耳朶を噛むカカシの息遣いも苦しげで、上がる息に乗せてカカシの名前を呼びます。
押し潰されていく中、唯一自由に動く足だけが宙を蹴っていました。