注意書き
30分以内に4RTされたら、『幸せそうに焦らすように素股されている警備隊長オビ×仔カカ』の絵を描きます。
想い余ってエロも書きました。
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1
「オビト、お前もそろそろ身を固めたらどうだ」
(…キタ。毎度その話振るの辞めてくんねぇーかな)
ばん!と机の上に積み重なった見合い写真の束を叩きつけながら綱手が大きな胸を振り乱す。
「いや、ですから、綱手様この書類に判を、ですね…」
「ええい!五月蠅い!!今日という今日はこの中から何冊かは持って行って貰うぞ!」
キィンと火影室に響いた綱手の声に、拝むように合わせられたシズネの腕の中でトントンが耳をうな垂れる。
「はぁ…長期任務から戻ったばっかりの俺につっかかんないでくださいよ、綱手様。2冊だけですからね。それに断りますよ、俺」
「いや、お前にはカカシの分も消化しても貰わねばならんからな。10冊だ!」
「…マジかよ」
判を押された書類と共に渡された見合い写真の束。10冊以上は有りそうだ。
「綱手さま、ちょっと横暴ではありませんか?」
「五月蠅いぞ。シズネ!ガイはまだか!?」
「今、呼んで来ますー!」
一緒に火影室を飛び出るとオビトは何冊かをシズネに押し付けた。
「ソレ、こっそり戻しといて」
「りょーかい。…まだカカシ、戻ってないみたいだね」
「そっか。俺、真っ直ぐコッチ寄ったから」
「うん。長期任務お疲れさま。警備隊長さんも大変だね~!また今度カカシ君に会わせてよ」
「カカシ君か。ははっいつでもどーぞ」
シズネと火影邸の前で分かれ、2週間振りの里の空気を吸い込む。安心感からかどっと身体が重くなってきた。
拍車をかける右手の見合い写真を見て溜息を零しつつも、家で待っているであろうカカシの顔を思い描く。少しだけ身体が軽くなった気がした。